背景
以前の日記に書いたように,メモリ容量の小さなArduino (Uno等)をBluetoothでPCと接続するためには,USBホストシールドは利用することができない.そのため,可能な手段は大きく分けて以下の2種類.
- BLEのシールドを使って,PC側に頑張ってプログラムを作る.
- bluetoothシリアル変換のボードを使って,bluetooth2.0とかのプロトコルでPCと接続する.
今回は2番目の手法を試してみた.
利用した機材
- RN-42使用 Bluetooth無線モジュール評価キット (http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-07378/)
- Arduino Uno (https://www.arduino.cc/en/Main/arduinoBoardUno)
接続
接続方法は,両方の機器のグラウンドを共通にして,TxとRxをクロスで接続するだけ.
下の図は参考文献のところに掲載されている図を加工したもの.ピン位置は間違っていないと思うけど,元々のドキュメントを確認してね.
接続結果
上の接続方式では,ArduinoからBluetoothモジュールはシリアル端子に見えるため,通常のプログラミングとかに用いるUSB端子と同じプログラムのままで動作する.
注意点
- bluetoothモジュールを繋いだままで,USBからプログラムを書き込もうとしてもできないため,プログラムを書き込む時には,Bluetoothモジュールの配線を一時的に外す必要がある.ただし,プログラムを変更する必要がまったくないので楽ちん.
- Arduinoのプログラムからは,bluetoothモジュールの制御はできないため,ペアリング関係で設定を変更する場合等は,bluetoothモジュールのマニュアルを読んで,モジュールのUSBポートにPCを繋いで設定変更する必要がある.
参考文献
- Arduino Unoのピン配置 https://www.flickr.com/photos/arms22/8457793740/
- Bluetoothモジュールのマニュアル http://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/AE-RN42_manual_r1.pdf
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