2016年1月17日日曜日

seeed studio grove

seeed studio groveがどの程度使えるのか(ハードだけではなく,公開されているライブラリやサンプルアプリの出来栄えまで)を検証するため,国内に在庫がある(スイッチサイエンス,秋月,千石,マルツ)分だけでも買ってみた.

groveについてはこことかここを参照してね.

簡単に言うとarduinoなんかのシールドみたいなものをもっと使いやすく,もっと多くの機種で使えるようにするもの.

Arduinoのシールドとしてベースの基板を挿すと,そこにドータを指す端子が山盛りついていてgroveのモジュールを端子に挿して使うというもの.

下は,Arduino用のベースの基板.


いくつかのモジュールについて公開されているライブラリやサンプルプログラムを使って動くかどうかやってみているがベース基板では使えない端子を利用するよう指定しているもの,そもそもバグっているものなど微妙な修正が必要なものが結構あった.

ただ,公開しているソースが「公式wikiに貼ってある」だけ,「githubで管理されている」とその両方の場合ときちんと管理されていない風なのが使いにくい.

あと追加するコメントとしては,「公開するソースはきちんと自社のボードで使えることを確認してからにしましょう」かなぁ.

groveはArduino以外にもRaspberry PiやTI launch Pad, mbedなどにも対応しており(各機種用ベース基板を販売している),各モジュールもArduino以外のモジュール用のプログラムを公式Wikiに貼ってあるが,モジュールがほとんど対応していないプラットフォームがあったり,もう少しサンプルプログラムを充実させて欲しい(モジュールのプラットフォーム対応とかソースの管理とか).

でも,なにかセンサ等を使いたい場合に,Arduino等で動くセンサをぐぐって,さらにブレッドボードで回路を組んだ上で拾ってきたソースを直して動作を確認し,さらにArduinoのシールドの形にハンダ付けするのに必要な時間を考えると,有用なものだと思う.


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