以前の記事では,温度センサにLM35DZ,湿度センサはDHT11を使いました.そこでわかったこと.DHT11の温度出力は常に2度かそれ以上高くて測定値として使うのは問題あるレベルだった.
そのため,前回の記事ではLM35DZの温度とDHT11の湿度から体感温度を計算してます.
ただし,この記事で書いたようなシステムでセンサを積んだエンドノードはあまり大きいと置き場所に困る.ちなみに,前回の試作の記事のうち暫定版の記事には本体の写真が入れてありますが,センサ関係の回路を収める関係上,箱はこちらの製品になってます.
この箱のサイズはL126.8×W89.2×H30.0mmなんでかなり大きいのはわかってもらえると思います.
今回は,センサを積んだエンドノードをばらまくことができるようにしたいため,部品点数を減らしたいというのが意図です.
そのため,LM35DZを使わず,DHT11の代わりにもう少し精度がマシなセンサ1台でなんとかしようということで,他のセンサの情報のまとめです.
とりあえず,いろいろ以下の参考文献を見た結果,価格面もあり,DHT-22 (温湿度センサ モジュール AM2302)を購入しました.まだ実装とかはしていないので,後ほど報告しまふ.
参考文献
精度が重要な場合
オペアンプとかを使って,精度を上げるやりかた.今回は部品点数を減らすため採用しない.
この記事で使っているセンサは「HIS-02」と「HS15P」
ちょっとお金持ちさま向け(SHT11)
精度が「温度±0.4°、相対湿度±3%」と非常に良い.ただし,秋月のSHT11の販売ページを見ると,現時点(2015年5月)で『4,300円』と非常に高いのでこちらもパス.お金持ちさまにはおすすめかも.
いろんなセンサの比較記事
5種類のセンサの比較記事になってます.SHT11とDHT22の利用事例
SHT11とDHT22の利用方法を紹介してます.
DHT22の利用事例
2015年5月時点のセンサの秋月での価格
- 温湿度センサ モジュール AM2302 (DHT22と同じもの) : 950円
- 温湿度センサ モジュール AM2320 : 600円
- 温湿度センサ モジュール AM2321 : 700円
参考情報
秋月のwebからのコピペですが,両方のセンサの仕様を入れておきます.具体的に検討したい方は,秋月のwebにデータシートがありますんで,そちらを参考にしてください.LM35DZの仕様
- 測定温度範囲:0~100℃
- 精度:±1℃
- 温度係数:10.0mV/℃
- 電源電圧:DC4V~20V
- 低消費電流:60μA
- 低出力インピーダンス:0.1Ω
- パッケージ:TO-92
DHT11の仕様
◆主な仕様
- 電源電圧:3.5V~5.5V
- 消費電流:0.3mA(測定時)、60μA(スタンバイ時)
- サンプリング間隔:2秒以上
- 内部ADコンバータ:各16bit
- サイズ:12×15.5×5.5mm(ピン含まず)
◆湿度センサ部
- センサ:有機ポリマー
- 精度:±5% RH(@25℃)
- 繰り返し精度:±1% RH
- レスポンス:6秒以内(1/e (63%)、@25℃、風速1m/s)
◆温度センサ部
- センサ:NTCサーミスタ
- 精度:±2℃(@25℃)
- 繰り返し精度:±0.2℃
- レスポンス:10秒以内(1/e (63%))
◆シリアル通信部
- 形式:単線バス(双方向)、シリアル40bit構成
- 出力データ:湿度8bit(分解能:1%RH)、温度8bit(分解能:1℃)
- 出力:オープンドレイン
- 通信距離:20m max(@5.1kΩプルアップ)
1 件のコメント:
SHT-11はストロベリー・リナックスだと変換基板付きで2095円です。
(手はんだは難しくありません)
ただ今から使うならSHT-21をおすすめします。
一般的なI2Cで使えて精度もより高く、値段も安いです(1500円)
コメントを投稿